大嶺秀史のしまっていこ〜

突然ですが
宜野湾市真栄原の「新町」をご存知ですか？
我が家にとっては、そこは近回りに使う便利な
いわゆる生活の道。

「新町」とはいわゆる売春宿街です。
裏情報かウワサで観光客にも有名で
それらしき奴らがウヨウヨ。

あげくの果てに
「時間を無駄にしないようにしっかり自己管理しろ」と
口うるさい某会社の部長が平日の昼間に
ウロウロしてるのにも遭遇。

高校の頃は免許取ったら、沖縄市の
ラブホ街か新町をドライブするのが
大人の儀式みたいな存在。

街の歴史はざくっと
50年くらいは続いていたんだろうか。

その様子たるや今なお
おねえちゃんが店前に座り、立ち
アピール。

なぜこの近代社会に
あんなに大っピラに
売春宿が数十件が放置されていたのか
今考えても不思議。

そんな遊郭（キラビヤカではないが）も
終焉を迎えようとしている。

毎日この街を見て来た
僕はその変わりざまを感じている。

今から2〜3ヶ月前に、新聞に
「売春摘発」と載っていた。

まあまあ、あんなに宿があるのに
単なる見せしめの1件か、と思っていた。

あれからパトカーが
毎日通過。パトロール。

店が1件しまり、3件しまり、10件しまり
今では全店しまっている。

今日なんか、街中でパトカーが
チカチカしながら停車。

あれじゃあ、店を開けたくても
開けられるわけない。

数年前に改装した
大掛かりな駐車場の主は壊滅的な被害だろう。

しかし、何で今、50数年も放置、
野放しだった売春街を取締したんだろう？
警察所長が変わった？
地元の強い声があった？

その経緯は知るよしもないが
いずれにせよ、悪名高いが
街の代名詞と歴史でもある
「新町」は、今静かに
息をひこうとしている。