2010年11月30日

知事選を広報戦略的に振り返る

こんにちは!
いやいや僕の大プッシュの伊波さんは
ホントに残念でした。
前回の僕のブログと内容が少しかぶるけど
今日はその総括。

いろいろな機会があって
2ヶ月ほど前にお会いしていろいろ話を
じっくり聞かせてもらって惚れました。

僕は宜野湾市民でありながら
伊波前市長の宜野湾での
実績を知らなかったけど
全国的に低かった市のIT化を
いっろんな政策で財政を増やしたり
琉球海炎祭を誘致、開催したり
全国でも700位台だった順位を
100位台まで持っていき一挙に
600市をごぼうぬき!って大技をやってるのって
みなさん知らないでしょ?
そのIT化は九州・沖縄エリアでは6位なんですよ。
すごいです!

これは無駄だから、辞めて
こうしていこう!という決断が早い!!
そこが一番の魅力かな。こんなスゴイ事を
市にやってくれてた人が
沖縄県のために動いてくれたら・・・と
ずっと応援してきました。

無念です。残念すぎます。
沖縄は変革の機会を逃がしたんです。
大袈裟に言うと歴史的にも
大きなターニングポイントだったでしょう。

仲井真さんにはバイタリティーがなく
間違いなく普天間は動きません。
今と変わらず何年も何十年も
同じ場所にあるでしょうね。

いち広告に携わる側としてこの選挙を見ると
確かに一番の争点だったかもしれない
基地問題がクローズアップしすぎてて
その勢いをメディアコントロール出来ずに
終止、「基地の人・伊波」が強調されすぎて
経済は?教育は?福祉は?と思っている
無党派層に逃げられたのが敗因の一つでしょうね。

つまり「この商品は懐中電灯です」というのと
「この商品は懐中電灯でありながら、ラジオも聞けます、
レバーを回せば自家発電できます」というのでは
商品の売れ行きがまったく変わってきます。

確かに仲井真さんの組織票の強大さが
あるにしても、伊波という商品に
そのような付加価値=基地以外の政策の浸透が
出来ていれば結果はまた変わったかもしれません。

あとは基地に関しての仲井真さんのマイナス要素を
うまくつけなかったのも大きな要因。

「県内移設容認・・・ん?知事選に不利?
じゃあ県外移設推進」


という誰が聞いてもインパクトのある
コピーを打ち出せば、その致命的な
政策転換に県民はハッとさせられたはず。

知事選前半でクローズアップされた
その政策転換の疑問は、やがて
選挙後半ではその印象も薄れていき
ついには「仲井真も県外移設」という
立派な県内移設反対派にしたてあげ
てしまったのです。
これはひょっとして一番大きな要因かも
と僕的には思っています。

選挙の最初から最後までその政策を
広報戦略としてメディアコントロールに関われる
スタッフがいれば少なくても
もっと接戦に持ち込んだ戦いが
出来たんじゃないかと思い、残念でなりません。

「この商品は懐中電灯です」だけでは
売れるものも売れないのです。

ユタ的な勘で言えば(笑)
仲井真さんはあと4年を待たずに
体調不良で再選挙があるような気が
何となくします。

そのときは伊波さんに立ち上がってもらい
誰にも、どの党にも邪魔されない環境で
全力で応援します。

珍しく政治について熱く語ってしまった。

どうであれ仲井真知事さん、
しまっていけよ!

music : stevie wonder



Posted by ヒデhide at 03:21│Comments(11)
この記事へのコメント
非常に興味深いですね!
なるほどー!と思ってしまいました…

まぁ、県内の企業の多くを占める建設、建築業界の
公共事業による利権絡みなども仲井真不動の
一要因なのかと…

もうオッさん世代でその業界の人は
迷わず仲井真さんに入れるという
もはや沖縄の慣習見たいな流れがありますからね(笑)

大きなターニングポイントを
逸したのかも知れませんねぇ…
Posted by KIZUM at 2010年11月30日 05:46
はじめてメッセージさせて頂きます。
記事を読んでて確かに広告的アプローチを仕掛けられたら
どうなっていったんだろう?と思いました。
中央の大きな選挙は全て
広告代理店が入っているっていいますしね。
ちなみに私も伊波さんに投票しました。
残念さは私も同感です。
今後、大嶺さんのような方が今後
選挙のプロモートに入ると
沖縄も新たな選挙時代の幕開けになるのかも
知れませんね。頑張ってください。
Posted by keizai-mania at 2010年11月30日 12:19
懐中電灯の話を聞いて
大納得してしまいました(笑)
確かに僕の感覚的にも
伊波さんは基地の事しか言っていませんでしたし。
もちろん、多方面でそれ以外の事も言っていたはずですが・・・。
今後に期待しましょう。
Posted by miya-papa at 2010年11月30日 12:23
革新側が従来と変わらぬ小選挙区選挙と同じ戦術を使ったのと、民主票が無い部分を補う戦略を持たなかった事も大きな敗因ですね。最低でも今の民主でも6万票はあるでしょうし。。。あー残念。。
Posted by cyborg-zcyborg-z at 2010年11月30日 12:30
KIZUMさん
コメントあざーっす!
確かにある世代では建設建築系業界の人は
仲井真さん入れ(自民系へ投票)の
慣習見たいなものってありますよね。
その辺のイメージの切り崩しから
入っていかないといけませんね。

keizai-maniaさん
はじめまして!
コメントありがとうございます!
残念・無念さを同感頂いて嬉しいです。
おっしゃるとおり選挙プロモートに
入るにはまずその基盤づくり(選挙チーム)を
しっかり組んでいくところから
詰めていかないといけないでしょうね。
今後、何か?あればぜひ応援宜しくお願いします。

miya-papaさん
書き込みありがとうございます。
そうなんですよね、懐中電灯だけでは
売れない購買者マーケの研究が
選挙にも絶対必要なはずです。
Posted by ヒデhide at 2010年11月30日 12:40
いつにない、コメントの多さ(こんな程度ですが・・照)
と反響、関心に自分的にプチ驚いています。

cyborg-zさん
そうですよね〜。
6万票・・・、イタスギますね。
あのおじいさんを庭いじりへご招待できましたね(笑)
Posted by ヒデhide at 2010年11月30日 12:46
投票率がもっとあがれば、伊波さんだったかもしれませんね。当選は逃しましたが、対抗の強みだった組織票と接戦し、30万票近く取れた伊波さんに大喝采な気持ちです。
知事でなくとも、また別の役割で地方自治体への貢献は出来ると思いますので、今後の伊波さんに大期待です。
Posted by komaki at 2010年11月30日 13:56
komakiさん
確かにその通りですね。
投票率がもっとあがればもっと面白い事になってたかも。
でも大喝采、大健闘だけではイヤだったんですけどね(苦笑)
Posted by ヒデhide at 2010年11月30日 16:59
んー残念!
大きな変革の機会を逃した!
と、僕も思いました。

が、その点を見てあきらめる事も無いか、と。
これだけ自分の周りにも選挙、政治に関心を持って話す人が増えているのだから、この集中、関心、関わりをキープするのだ!と思いました。
伊波さんにも色々と頑張って次の準備をしてもらいつつ、僕らが声を上げ、目を光らせ、良い県政をやってもらわないとですね。
選挙に勝ってしまった以上、僕らの代理人でもある訳ですから☆
実は僕もここまで関心を持つのは初なのです。
これは現状の沖縄がやはり熱く動いているという事だと感じます〜!
しまっていきましょ♪
Posted by makotrnx at 2010年12月01日 01:38
目に見えない要因が沢山あったんでしょうね。

それと、政策や理念など深く考える人、考えられない?考える余裕が無い人が多かったのかもしれませんね。

ほとんどの人達が伊波さんの考えや理念を知らず表面的なイメージだけで進んで行った気がします。

あと、尖閣や北朝鮮の影響も若干。

普天間はやっぱり動かした方がいい。
でも先がいつまでも決まらない。
そんな状況の中、重大な事故が起こらないことを祈るばかりです。

いずれにしても、仲井真さんに今後の事は頑張ってもらい。
ちゃんと言った事をやっているか県民の目でチェックして行かないとですね。


自分が終盤感じたこと、県民の意識が低い事が気になりました。
自分に直接関係が無い事には人は関心が薄いんですね。

自由投票=選挙に行かないでは無いのに。


長々すみませんでした(笑)
Posted by takeyan at 2010年12月01日 09:16
makotrnxさん
コメントありがとうございます。
おっ、熱いですね〜(笑)
こんな熱い人と一緒に選挙戦うと
いいですね。
時がくれば、その際はぜひぜひ!

takeyanさん
コメントありがとうございます。
そうそう、要因を上げれば
キリが無いかもしれませんね。
確かにあの投票率を見たら
関心のなさを感じて拍子抜けしてしまう
悲しさがありますね。
お疲れさまでした!
Posted by ヒデhide at 2010年12月02日 04:43
 
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